本書は、発達に課題を感じる子どもの保護者(母親)と元学級担任の二人が、経験に基づきそれぞれの立場から子どもへの思いや指導・支援の仕方が書かれており、実際の場面における子どもへの具体的な対応等を、事例を通して紹介しています。
これまで「がんばれ!もっとがんばれ!」と子どもたちを鼓舞することに力を入れてきた教師や保護者に、「子どもに変わって欲しければ、まず周りが変わりましょう、周りを変えていきましょう」という発想の転換を提案しています。
発達に課題を感じる子どもの指導や支援に行き詰まったり、悩み疲れている多くの保護者や先生方にぜひ読んでいただきたい良書の一冊です。